更新が遅くなってしまいましたが、2022年9月12日から9月16日の5日間にわたり、尼崎市立武庫東中学校より2名トライやる・ウィークに来られました。
トライやる・ウィークというのは、兵庫県下の公立中学校2年生を対象として、企業・教育機関・福祉団体などで実施されている職場体験や福祉体験、生産活動などの、地域での様々な体験活動のことです。
弊社では今回初めてトライやる・ウィーク受入を実施しました。
過去3回受け入れている高校生のインターンシップを参考にしながら、インターンシップ同様実施チームを組んで企画から実行しました。
過去の高校生インターンシップの記事はこちらから。
インターンシップが最長3日間であったのに対し、今回のトライやる・ウィークは5日間のため、さらにしっかりしたプログラムが組めると考えた半面、中学2年生に安全で無理がなく退屈せずに実りのある実習を、と考え計画を練りました。
ブレインストーミングを行いアイデア出しからスタートしました。
担当責任者が具体的な詳細プログラムを作ってさらに担当を割り振ります。
清書して各担当と共有しました。
これは生徒にも配布しています。
ちなみに今回全員名札をつけているのですが、それは高校生インターンシップでのアンケートに書いてもらったことを反映して、今回名札を付けるようにしました。
高校生インターンシップ同様、挨拶は重要ということで「全員にあいさつラリー」と称して、全社員に元気よく挨拶をして回ってもらいました。
今回の目玉は「製作するものを自分で考えて、世界で一つのアイテムを作る」という取り組みです。
弊社は、ものづくりの企業ですので、実際に各加工工程を見学しながら、バリ取りなど自分で触れる部分は実際に触ってもらいたいと考えました。
これは準備のために製作したサンプルです。
自分が欲しい、という社員からの声も。
事前にご挨拶に来てくださった際、のぼりを持って来てくれました。
兵庫県下では有名なのぼりで、これが立っている事業所ではトライやる・ウィークを受け入れているということが遠目にもわかります。
ついに当日、のぼりが立ちました。
まずはあいさつラリーで、紙に書かれた全社員に消込をしながら社内を回ってもらいます。
メインプログラムの中で、自分の作りたいものを考え、図面を手書きで実際に描いてもらいます。
初めてのことばかりでなかなか進まない場面も。
営業担当や製造担当の職人にアドバイスをもらいながら、少しずつ考えを図面という形でアプトプットしてもらいます。
今回のプログラムでは、工程の全てを社内で加工するため、各工程を見学してもらいます。
これはレーザー加工機で切断加工しているところです。
曲げ加工を行い、だんだん形になってきました。
下側になる部分が出来上がりました。
合間を縫うようにして、見積体験や広報としてTwitterへの投稿など、たくさんのプログラムをこなしてもらいます。
Twitterでは他の製造業で働かれている方との交流も。
ご対応くださった皆様、ありがとうございました。
初めての体験、経験ですが、頑張りたいと思います。
— 真空チャンバーのステンレスジョイント株式会社【ほんまに】 (@stainlessjoint) September 12, 2022
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挨拶をするときにあまり声が出なかったので次からは大きな声でハキハキとしていきたいです。 Y
— 真空チャンバーのステンレスジョイント株式会社【ほんまに】 (@stainlessjoint) September 12, 2022
協力会社にお邪魔したり、お客様のところへも訪問させていただきました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
受入対応くださった一般財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所様
そうこうしているうちにほとんど完成が近づいてきました。
実際の工程さながら、図面と照らし合わせて図面通りに出来ているか確認します。
寸法検査も自分で行います。
途中、できるだけたくさんの実体験をしてもらいたいと、職人からもアイデアが出ました。
急遽空いた時間で穴あけ加工体験。
安全に十分に気を付けながら実施しました。
色を塗りたいという希望が出たので、その気持ちに職人が応えます。
これで全て完成しました。
最後は、これも納品業務体験の一環で梱包と伝票作成を行い、出荷状態さながらに仕上げます。
これもチームから出たアイデアです。
架空の会社名で見積書・納品書・受領書・請求書を作ってもらい、納品してもらいました。
合間に見積もしてもらっており、実際にかかった金額が入力されています。
ものづくりの現場を見て、ものづくりに従事する人と話して、実際にものに触れた体験を通じて、将来への糧としていただけると幸いです。
5日間お疲れ様でした。
簡単にこなせるものではありませんが、双方の成長に繋がります。
地域の企業の皆さまにおかれましても、是非受け入れを検討されてみてはいかがでしょうか。
アンケートの回答
最後にアンケートに答えてもらいました。
これからトライやる・ウィークを受け入れる企業担当者の方や、これから参加する予定の生徒さんにも見ていただけましたら幸いです。