10月23日から10月25日の3日間にわたり、兵庫県立尼崎高等学校から2名、インターンシップ(就業体験)に来られました。
2018年、2020年に実施の際の記事はこちら。
昨年も受入れをさせて頂いたのですが、今年は少し趣向を変えて、就業体験に加えて、ステンレスジョイントの広報担当として、「ウェブサイトの記事とコンテンツを作成する」というミッションをこなしてもらいました。
今回のインターンシップを通じて体験したことに加え、特集として、「職人の道具」についてまとめたウェブコンテンツを作るというテーマをもって、実施しました。
「バリ取り体験」や、「図面を読む」・「図面を描く」体験の後、おっかなびっくり現場に入り、職人への取材や、写真の撮影・選定・編集、文字データの入力・校正、ソフトを使って実際にウェブサイトのレイアウト編集まで、自分たちでやってもらいました。
インターンシップ終了後に実施したアンケートを以下に掲載しておりますが、それよりも下の部分が、生徒達が実際に作成したウェブコンテンツです。是非ご覧ください。
3日間お疲れ様でした。
↓インターンシップ終了後のアンケート
↓ここから下の部分が、生徒達がすべて自分達で実際に編集した部分です。(当初Jimdoにて作成。2021年10月1日に弊社によりWordpressへ移植)
「今回のインターンシップで実施したこと」
10/23から25の3日間、ステンレスジョイント株式会社さんにお世話になりました。
今回僕たちが体験したことは3つあります。
1つ目は、バリ取りをしました。バリとは、金属を加工した際にできる出っ張り部分のことです。
そのバリを実際にヤスリを使ってきれいにする体験をさせて頂きました。
2つ目は、図面を読んだり、描いたりしました。
図面というのは、品物を平面に上から見た図、横から見た図、正面から見た図を描いたものです。
図面を描くことはすごく大変で初体験の僕たちは上手く描くことができませんでした。
3つ目は、webページの作成です。自分たちで職人の方に取材して実際に使用している道具や機械についてまとめました。
使っている道具や機械が人それぞれでそれが個性となっていて現場はとても楽しい場所でした。
普通なら仕事につかないと中に入れないのでいい経験となりました。
この3つのことを体験させて頂きました。
僕たちがまとめた職人さんの道具や機械も見ていってください!!
「ステンレスジョイント株式会社とは、どのような会社でどんな強みを持っているか」
・どのような会社か
主にステンレスという金属を加工する会社で、大手企業から仕事を頂いている
・小さな品物なら図面を描き、完成品まで作ることができる(大きいものも作っている)
・溶接に強い
とてもきれいな溶接ができる、溶接を行うための部屋がたくさんある
「職人の使う道具と機械」
削る、穴あけ
・マシニングセンタ:削る、穴あけのどちらでも可能、工場で一番大きい機械
・ラジアルボール盤:ドリルで穴あけをする、ドリルにはサイズがわかりやすいように数字が書いてあるー機械
・ナイロン軸付ホイール:研磨をするためのグラインダーに取り付けるー道具
・グラインダー:二種類あり、ナイロン軸付ホイールを使っていれば研磨、フラップホイールを使っていればなめらかにできるー道具
切断
・レーザー加工機:ガスと光を組み合わせて金属板を切断する,数字を入力すれば自動で動くー機械 (機械自体の写真はありません)
・シャーリング:金属板を折って切る
SS(鉄)なら6mm ステンレスなら4mmまで切断できるー機械
溶接
・TIG溶接機:ガスと光を使って溶接する(ガスは酸化を防ぐ役割もある)ー機械
溶接するときはトーチを持つ
・トーチ:溶接するときに持って使うものー道具
・ポジショナー:主にパイプの溶接の効率を良くするー機械
・溶接面:遮光ガラスで溶接時の光を防ぐ(遮光ガラスの数字が大きいほど暗い)ー道具
・溶接棒(溶加棒):溶接に使う金属の棒。いろいろな太さがあるー道具
曲げる
・ベンダー:叩いたりして金属板を曲げる
丸、N字型、コの字型、四角形などいろいろな形にできるー機械
距離を測る
・ノギス:立体の長さを測るのに便利(数字をデジタル化するデジタルノギスもある)ー道具
・ピッチノギス:穴と穴の長さを測るー道具
直角を計る
・スコヤ:直角を計ることができるー道具
物を固定
・クランプ(シャコ万力):品物同士を固定することができ、接着や溶接に便利ー道具
物を動かす
・ヒッパラー:重いものを引っ張るー道具
その他
・安全靴:靴の裏が丈夫でキリコが刺さりにくい,つま先が硬い靴なので重いものが落ちてきても大丈夫,職場にいる人達は必ず履いている
廃材
・キリコ:金属を削ったときに出てくる使わない金属。刺さる危険がある
業者が買い取ってくれるので売り物になる
「今回のインターンシップでどのような成長をしたか」
僕たちは今回のインターンシップで、社長のお話を聞かせていただいたり、作業現場を見学することで
労働者目線の「働く」ということの意味や働くことの厳しさを知ることができました。
特に印象に残っていることとして人生は何が起こるかわからない、様々な生き方があるということでした。
それらを知ったことで将来の生き方の選択肢がかなり増えたのではないかと思っています。